スポンサーサイト


上記の広告は30日以上更新(記事投稿)のないブログに表示されています。   

Posted by スポンサーサイト at

2023年10月21日

絵画と変化② (#9)

次の変化は、絵の表面の反射、テカって見えることです。

ピエール・スーラージュ(Pierre Soulages、1919 - )は、
「黒の画家」としても知られていて、光が黒に反射する時に、
光の反射によって黒は変化して、黒色の明暗の表現を可能にしました。

浮世絵において、紙面をこすり、反射しやすくして変化を取り込んだ例があります。
歌川国貞は「木曾街道六十九次之内 細久手 堀越大領」において、
“正面摺”により紙表面に光沢を取り入れています。

また、キラキラと輝く雲母(うんも)を使った「雲母摺(きらずり)」など、
さまざまな技法が浮世絵には施されています。

このような、鏡面反射に近いテカりは、数多くの作品で見ることができるようです。
  
タグ :絵の変化


Posted by agechan at 09:01 Comments( 0 ) モアレ絵