2023年10月30日
絵画と変化⑤(#12)
前の投稿(#10,#11)で再帰性反射、正反射、拡散反射についてふれました。
正反射(鏡面反射)は無いものとして、再帰性反射と拡散反射が
合成されているような、絵画の面を想定してみます。
照明側から絵画を鑑賞している人からは、再帰性反射が強いために
全体が明るく見えて、モアレの縞模様があってもほぼ見えなくなります。
一様な面の構成に見えます。
逆に、照明と反対側に立ってみると、反射光が少なく、全体が暗く見え、
中層に描かれていた、例えばモアレの縞模様が見える状態となります。
その結果、光源側から見る場合と、光源から離れた角度から見る場合とでは、
絵画の肌理、明るさが大きく変わって、“絵が変化した”と感じます。
Posted by agechan at 09:05│Comments(0)
│モアレ絵