絵画と変化⑥(#13)
モアレ絵は、モアレ縞のある支持体への描画しているもので、
条件によっては“変化する絵”となります。
本手法の場合、外光などの平行光を含む照明下において、
光源側に凸な特異な拡散反射光分布となると考えられます。
その結果、光源側から見る場合と、光源から離れた角度から
見る場合とでは、絵画の肌理、明るさが大きく変わります。
鑑賞者は、その変化を楽しむことができるので、光と絵画と
鑑賞者で構成される特異な空間、“光とコラボする絵画鑑賞空間”
が生まれます。
実現した(しつつある)技法によって実現する、新しい鑑賞空間
の創出こそ、私自身の目指すところでもあります。
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